第3章 2.
「耳元で名前を言われただけでイくなんてな」
動かない身体に鞭をうって着替えを進める
心地よさそうにベットに横たわるライトが憎い
「あぁ、そうだ。可愛いからそのままでな」
っ!!
恥ずかしさと怒りのあまり大きな音を立ててドアを閉める
ふぅ
一息ついたあと、ケータイを取りだしある番号にかける
『もしもし』
「ビクスバイト君?いいですよ」
『相変わらず察しがいいのね。助かるわ』
「それが俺の取り柄ですから」
『では、そのままお願いします』
ピッ
ここからは彼と私の秘密
ライトに抱かれた身体のまま"彼"の所へ向かう
コンコン
「どうぞ」
ガチャ