第7章 リラの療養※
明かりを消してほしいと言ったのだが、それを却下された。
それから。
「まだ終わってない」
ぐったりと息を吐いて横になっている私の両脇に、ルカさんがまた腕で囲って影を落とす。
「え? で、も……」
少し汗ばんでいるルカさんに触れて困惑する。
最初よりは多少慣れたとはいえ、まだ私には色々過ぎた行為。
またあの安心感に包まれたまま、このままルカさんにもたれて休みたかった。
既にシーツは乱れいかにも事後という体だったし、以前は彼が済んだ、ここで止めたはずだ。
「誘ってきたのはリラちゃんの方なのに? ……それに、さっき僕にして欲しい事訊いてきたよね?」
そう言い放つルカさんは身勝手で、いつもより意地悪だった。
この後に気付いた。
さっきも、この前も、労りながら私を抱いてくれていたのだと。
ルカさんが私の顔や体をじっと観察するように見下ろしている。
達したはずの彼の熱が、私の中で再び大きさを取り戻している。
膝を手で押さえつけて足を開かれて。時折動かれるので全く息がつけない。
「この…格好は、ずかしいです…んんッ!」
先ほどから何度も、強く触れられた私の胸先はぷくりと膨らんで、尖っている先端をまた指で挟まれてしまった。そこはじんじんと熱を持って、でも不思議と痛みは無く。
ただそうされるほどに気持ちが良いと声に滲んでしまう。
困った事に私の体は一度抱かれてとても過敏になっているようだった。
「……きみって感じると、全身がピンク色になってここと…ここもこの中も膨らむね」
合わさっている所に視線を置きながら、冷たい表情でそんな事を言われ、恥ずかしさに耐えられなくて両手で顔を覆う。
「そんな、…知らない……」
「普段はこんな風に摘んだり出来ないのに。リラちゃんって凄くやらしい体してる」