第6章 三人目 無頼漢リンク※
「や、やめて、ください……」
女は顔を背け逃げようとする。
俺を怖がっている様子は無いが本気で嫌がっているのは丸わかりで、それが余計に神経に障る。
「そんなに嫌なら何でここに居るんだ? ……大体、お前なんで人間なんかになりたいんだ?」
そう訊きながら女の尻を撫で、無遠慮に自分の指を下着の中に潜り込ませた。
「……あっ…イヤ、です」
指で弄っていると間もなくそこは滑らかに潤ってきた。
わざと音を立ててやり緩く煽るように撫でていると女は眉根を寄せ、何かに耐えるように唇を噛み締めた。
その表情に思わずごくりと唾を飲む。
「こっちと違ってだんまりか? もっと悦くして欲しくないのか」
そんな風に羞恥を煽ると激しく首を振り尚も腰を引こうとする。
俺は自分のズボンから直立したものを引っ張り出し、女を跪かせてから顎を掴んで咥えさせた。
「それじゃ余程これが好きなんだろ?」
「んっ……ふ、ん……ぶ」
相変わらず目に涙を溜め苦しそうに首を左右に振る。
この女は歯を立てたりという事は決してしない。
俺はお粗末なそのやり方に見合うよう頭を掴んで上下に動かしてやる。
喉が詰まった様なくぐもった音と共に、やがて白濁した液が女の顔や上半身に掛かる。
女は激しくむせながらそれを吐いていた。
事が終わり俺がベッドに横になると女は身体を洗いにか、フラフラと外へ出て行った。
そんな事があっても翌朝になると女は薄い毛布を被り部屋の隅で小さくなって眠っている。
涙の跡が頬にこびり付いていた。
変な女だ。
俺はここに居てくれなんて言ってねえぞ。