第5章 2日目
「ヘェイ!ようこそ小鬼ちゃん!」
ミステリーショップに入ってみるとテンションの高い男性が私達を出迎えた。
「小鬼ちゃん達は何をお探しかな?」
「美味しいジュースを」
「あとツナ缶!」
やっぱりこの店の名前の通り気がそそられる商品ばっかり棚に並んでいる。
どれにしようか悩む
「映画鑑賞にピッタリな食べ物ってあります?」
「なるほど映画鑑賞…ならばボップコーンなんてどうだい?」
この世界にもポップコーンあるんだ。
ポップコーンはお馴染みだしそれにするか。
映画鑑賞のついでに夕ご飯も食べてしまおう。
私はミステリーショップでとりあえずポップコーンを買って食堂に行って夕ご飯を取りに行くことにした。
食堂に行って栄養バランスを考えて食べ物を選んだ。
その後真っ直ぐオンボロ寮へと戻り、テレビの設置を始めた。
倉庫からテレビを取り出して、ほこりをはらってコードを繋げた。なんとか使えそうだ。
設置も終わり、昨日買ってきたDVDを取り出す。
昨日この世界にもDVDがあるんだと興味本位で買ってきたのだがどうやら正解だったようだ。
ここはオンボロ寮だけど以前寮であっただけ揃っているものは揃っているらしい。
オンボロ寮と言えど案外便利な機能もんだ。
映画選びに迷ってシャッフルして目を瞑って手に取ったものを観ることにした。
この後選んだ映画を観て、見終わったらまた違うものを観るのを繰り返した。
繰り返しているうちにすっかり私は満足してぐっすりと寝落ちしてしまった。