第4章 新しい生活1日目
「…それにしても結構残ったな…」
部屋に行く前に私は学園長からもらったマドルの束を見た。
50000マドルという価値は本当に高いものだったらしく、自分が思ってたよりも余ってしまった。
あとでゆっくり洋服とか気になるものが沢山買える。
学園長には感謝しないと。
…それと、明日からデュースくんとエースくんにどう態度を取ればいいのだろうか。
今日あった事は許せと言われても許せる訳でもないし。
私は軽い女じゃないんだぞ。
…まあ、いいや今日は凄く疲れたしもうそろそろ寝よう。
寝てしまえばきっと嫌なこともすぐに忘れてしまうだろうし。
寝るのが1番だ。
そう考えた私は部屋へと行き、既にベットで寝ているグリムを少し退かして布団の中に入り込んだ。
明日は何事もない1日になりますように
と、願ってから眠りに落ちた。
何もない1日なんて来る訳ないのにね。