第3章 初仕事
~かっ飛ばして部活~
はぁ…。バスケ部マネージャーってなにやるっていうのよ…。
しかも病み上がりなのに…。
リコめ、恨んでやる。
本人は私のブルーな気持ちもつゆ知らず。
リ「遙~!!行くわよ~!!」
来たよ…。
「はいはい…」
リコに引っ張られて体育館にいった。
改めて見ると広いなー、ウチの体育館…。
じゃなくて!!
リ「みんなお待たせ~!!」
?「どうした?監督。てかそっちは?」
私に構わないで頂きたく存じます…。
リ「前から言ってたマネージャー候補、連れてきたわよ~!!本人にも承諾されたわ!!」
「いや私はマネージャーなんk「マジで!?」」
リ「ええ!!これで思いっ切り練習できるわね!!」
あ"…あ"あ"あ"…。
視線…視線がぁ…。
リ「さ、まずは自己紹介。遙」
逃げ場なし。覚悟を決めるか…。
「えーと、私、阿佐ヶ谷遙といいます。一年生から入院しててなんにもわからないので、多分皆さんに迷惑かけます、スミマセン」
自己紹介という名の異発言。
リ「……遙…」
「悪いのはリコだよ。リコ私の話聞かないんだから」
私達が喧嘩腰になったとき、メガネの人がいさめてきた。
?「まあまあ。阿佐ヶ谷…だっけ?とにかくやってみてくれよ。しばらくはサポートすっから」
マネージャーが選手にサポートされるって…本末転倒の極みだよ。
まあ、いいか。
「…はい」
日「じゃあ俺らの番だな。俺、日向順平。キャプテンだ」
日向…順平…ね。
伊「俺、伊月俊な。よろしく、阿佐ヶ谷さん」
この人、確か朝、時計をもっと見とけい…とか言ってた…。
ダジャレ好きなんだね。
小「俺、小金井慎二!!で、こっちの無口なヤツが水戸部凛之助!!」
水「……………」ペコリ
小金井君って、なんか猫に似てるな。
小金井君に、水戸部君ね。
リ「以上が、二年生ね。じゃあ次、一年!!」
火「俺、火神大我。よろしくッス」
なんか…上からな…。
降「俺、降旗です」
降旗君…ね。
福「福井です」
あっさりな。福井君…と。
黒「黒子テツヤです」
ひゃあっ!!
見ると、いつの間にか目の前に水色の髪の男子が立っていた。
薄い…。