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【A】やがて舞い踊るは花の(気象系)

第5章 無礼講



マスター「じゃあ次、何にします?お客さん」
相「んーとねぇ」
マスター「何でも作るよ。メニューにないのでも。好きなのどうぞ」
相「んー…何でもいいや。美味しいの」
マスター「…」
ハル「…」
相「じゃ、てきとーに。何か作って。お任せで♪」
マスター「……」

マスター、せっかくヤル気出したのに(笑)。

たぶん、世のお母さんがメニューを聞いたとき言ってほしくない解答No.1と同じだよね。『なんでもいい』って。


相「だってマジで何でも美味しいもん。俺はマスターのセンスを全面的に信じてますから!」
ハル「フフッ」
マスター「…塩水でも出しとくかな…」
相「は?聞こえてるよ?ねえ」
マスター「~♪」
相「え?え、それもカクテルなの?そういうのあんの??」
ハル「あはははっ」
相「??熱中症対策カクテル?」
マスター「ハハハハハッ、いいねぇ、それ!新メニュー作ろうかな」
相「…てかさ。熱中症の人、カクテルなんて飲んじゃダメだよね?(笑)」
ハル「そうだね(笑)」

少し飲みつつ話して

相葉くんは相変わらずマスターとやいのやいのやってて。何か中学生くらいの男の子同士のやり取りみたいで面白い。

ホント、こうやって見てたら、いつもと全然変わらない。底抜けの無邪気な笑顔、抜けるような笑い声、コロコロ変わる表情。

でも

彼の心の中には、あんなモヤモヤした気持ちが…。

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