第2章 Honeyeded sadistic【イケメン戦国】
頼りない行灯の灯りに浮かび上がる襦袢姿の。
胸も腰も豊満とは言い難く、華奢な体躯は直ぐに手折れそうだ。
その小枝の様な身体をカタカタと震わせ膝立ちするの両手首は柔い絹紐で確りと括られており、そこから伸びた絹紐の先は俺が握っている。
を俺の御殿へ連れ込み、この状態に持ち込むのは容易かった。
勿論、無理に拐って来た訳ではない。
暴力や薬で酩酊させた訳でもない。
自らの足でこの部屋に入り、俺の言うがまま大人しく小袖を脱がされ両手を拘束されているのだ。
その姿にも、俺に従う従順さにも……
興奮を抑え切れず、俺は握った絹紐をくんと引いた。