第7章 下拵え【薄桜鬼】
先ずはへの褒美。
俺は己の傍らに用意しておいた小瓶に手を伸ばす。
中に入っている丁子油に右手中指をたっぷりと浸した後、其の指での尻を割り窄まりを突いた。
「んッッ……」
不知火の一物を咥えたままで身体を弾ませる。
我が妻として勿論……此の先は此方も存分に使わせて貰うのだから覚悟しておけ。
指先で窄まりを溶き解す様に擽れば、直ぐに秘部からとろりと粘液が零れ出した。
「尻も悦いのか、?」
そう問うた所で男根に口を塞がれているには返事は出来まい。
まあ『違う』と言ったとしても止めてやる心算は無いがな。
「油だけで無く、お前が自ら漏らした汁も使うとしようか。」
中指は其のままで、人差し指を使い秘裂を割って掬った愛液と油を混ぜ合わせると俺はの窄まりにずぶずぶと中指を埋め込んでいった。
「う゛う゛ぅ……」
は籠もった呻き声を漏らしたが、違和感は感じていても痛みは無い様に見える。
其れでも慎重に指を進め柔く擽ってやれば、の中は大きく収縮し俺の中指をぎゅうぎゅうと締め付け始めた。
「ほう……
聞く迄も無かった様だな。
お前の中は熱く畝って、随分と悦んでいるぞ。」
然し……悦んでいるのはよりも俺の方であろうな。
此方でもお前を啼かす事が出来ると思えば、劣情が昂ぶって仕方がない。