第7章 下拵え【薄桜鬼】
「何に使う物か分かるな、?」
「…………。」
は返事をしなかったが、其の様相から察するに紛う事無く理解はしているようだ。
「其れを自分で挿入れてみせろ。」
驚愕を浮かべた表情で固まるに向かって、口角を上げた俺は有無を言わせぬ強い口調で更に煽った。
「挿入れろ。」
もう抗う事など無理だと悟ったのか、の震える手が伸ばされ張形を掴む。
そして徐に其の先端を自分の入口に宛がい……
其所で動きを止めた。
「……どうした?」
「此れ……私に…挿入るのでしょうか?」
「其の張形は俺の一物よりも細いぞ。
其れが挿入らねば、お前が俺を受け容れる事は不可能だ。」
そう言ってやっても怯えた様に動かない。
其所で俺は膝立ちになり、焦り焦りとへと身を寄せる。
「ふん……仕方あるまい。
手伝ってやるとしよう。」