第10章 【夢野幻太郎】小説の参考に【裏、甘】
りん視点
幻太郎「さて、何処からやりましょうか……」
りん「流石に、1番最初からはちょっと無理があるよね
そうだなぁ……」
それで私達は幻太郎の書き途中の原稿の小説をパラパラ読み返しながらめくってる
りん「あ!此処からはどう?」
幻太郎「此処ですか?
ふむふむ…………
では、この少女通りにりんがやって下さい
お相手は小生がしますので」
りん「了解!
えっと………
《もう、自分の事好きじゃないんでしょ!!》」
幻太郎「《何でそう決めつけるんだ!》」
りん「………名前、どう呼べば良い?」
この先に、主人公の名前があるんだけど………
幻太郎「普通に幻太郎と呼んで下さい
その方がイメージが湧きやすいので」
りん「分かった………
《自分が……障害持ちと分かったら、幻太郎の態度が変わった………
そりゃそうだよ……自分何かと一緒に居たくないもんね………》
[お願いだから、そうって言ってよ………
これ以上、幻太郎と居て、幻太郎が可笑しい人と思われるの、もう嫌なの………]」
幻太郎「《そんな事………!
障害持ちだからって、お前の事、嫌いになる訳ないだろ!!》」
りん「《じゃあ、何で………!!》」
幻太郎「《それは……
っ………りんの誕生日ってのを、りんが障害持ちってのを知った日に知って………
だから………誕生日プレゼントを買いに行ってたんだ………
ほら、りんは元から誕生日を祝われた事があんまりないって聞いてたし………》」
りん「[自分の事、嫌いじゃなかったんだ………
でも、幻太郎に苦しい思いをこれからさせちゃう………
でも、好きなのに………]
《離れたくないよ………》」
幻太郎「《………安心しろ
俺は、ずっと、お前の側に居る》」
りん「《!敵わないな、やっぱり………
幻太郎には………》」
幻太郎「………ちょっと、ストップしてもよろしいでしょうか?」
りん「私も、ちょっとストップしたかった」
コレ、どう考えても純粋な方に一直線だね………