第9章 【四十物十四】男のプライドとかあるんッスよ!【裏、甘々】
りん視点
さてと、部屋に戻ったし、勉強でもするか
……寺のだけど……
僧侶としての才能は空却の方が上
お父さんが成し遂げれなかった荒行を成功させた
拙僧もやったけど、空却みたいに成し遂げれなかった
お父さんは拙僧と空却に此処を継がせるつもりみたい
実力だけだと拙僧は圧倒的に負けてる
学面とかでも負けてたら、拙僧が継ぐ資格はない
空却の隣で此処のお寺をやっていく価値もなし……
だから、責めて、学面とかでは負けない様に、隣に堂々と居られる様に、したい
才能はなくても、下ではなく、隣でやっていける様に……
だから、人一倍勉強はする
お父さんに言われた仕事は必ずやる
………まぁ、空却は単にやらないだけだけど………
空却「いってぇ!!何すんだよ!!クソ親父!!」
!?び、ビックリした…………
お父さん?
あ、多分見つかったんだな……
灼空「人様にやらせといて自分がやらないとはどういう事だ!!
そもそも、空却が1人でやるべきなんだぞ!!
りんは1人でやっていると言うのに………」
空却「姉ちゃんは頭が堅いんだよー!
親父と一緒で!!」
十四「ま、まぁまぁ!落ち着いてください!」
……どんな大きな声で喋ってるの……
拙僧の部屋で襖もしっかり閉めて密室状態で、空却の雑巾掛けの場所は拙僧の部屋から結構離れてるのに声がバッチリ聞こえるって………
空却とお父さんは何時もの事だとして、十四の声まで聞こえたし………
………行ってみるか
それで拙僧は空却達が居る所に向かった
灼空「すみません、バカ息子がいっつもご迷惑ばかりお掛けして………」
獄「まぁ、慣れってのも怖いもんですね……」
十四「修行何で大丈夫ッス!」
灼空「コラ!1人で雑巾掛けもせんで、他の人に押し付けて慣れさせるというのはどういうつもりだ!!
しかも、コレはお前の修行だ!!」
空却「うっせぇんだよ!!
雑巾掛け何んかより、もっと別の方をやってた方がマシだな!!
そうだろ!?姉ちゃん!!」
あ、気付いてたんだ……
いや、何で拙僧に振るの!?
灼空「!りん、来ていたのか
お前からも何か言ってやってくれ」
りん「えぇ……
まぁ、雑巾掛けくらい1人でしようね……」
というか、拙僧はちゃんと忠告しといたじゃん……