第7章 【山田二郎】俺だって男だから【甘々、デート】
りん視点
さてと………
何時も通り、何時も通り!
洋服はコレでメイクもこうして………
よし!荷物もオッケー!
鍵も閉めて……-
行ってきます!(誰もいないけど)
えっと………
待ち合わせ場所は此処の筈………
まぁ、待ち合わせの30分早く来ちゃったから、居る訳ないんだけど………
…………?アレ、二郎君?
りん「二郎君!」
二郎「!?あ、りんさん!
お、お久し振り………ッス………!」
りん「久し振り!
ごめんね、仕事で全然会えなくて………」
最近仕事が忙し過ぎて二郎君に会える暇さえなかったから………
二郎「ぜ、全然!
気にしてないッス!
兄ちゃんの仕事手伝ったりとかして忙しいのは分かりますから……」
りん「お手伝いしてるとか、ホント優しいよね!」
二郎「や、優しくない!優しくない!
俺なんかよりりんさんの方が………優しいし…………
き、綺麗…………です……」
りん「!……ありがとう!
二郎君もカッコいいよ!」
二郎「っ………!
い、いえ!えっと………
あ、ありがとう………ございます………」
りん「じゃあ、行こっか!
何処に行く?」
二郎「じゃ、じゃあ!あそこに行こ!」
そう言われて連れられた場所はお洒落なカフェ
りん「二郎君、よくこのカフェに来るの?
私、入ろうとしたら凄い並んでたから諦めたよ」
前に、何回か入ろうとしたけど全然入れなかったし
二郎「い、いっつも人気だから毎回予約してるんですよ!」
(この為に三郎や兄ちゃんと一緒に探したとか言えねー)
え!予約してくれてたの!?
りん「ご、ごめん!気を遣わせるような事しちゃって………」
二郎「き、気にしないで良いッスよ!
依頼とかでこういうのがある事もありますし…………」
りん「だとしても申し訳ないよ………」
二郎「そ、それより!
早く中に入りましょ!」
りん「う、うん」
それで引っ張られる様にして中に入っていった