第6章 【毒島メイソン理鶯】見た目だけで決めつけたらダメ【裏】
りん視点
ハァ………
何で私、此処の仕事についたんだろ………
同期は五月蝿いし………
まぁ、同期のお陰で理鶯と会えたんだけど………
それでも、五月蝿い
「何そんな怖い顔してんだ?」
りん「アンタの所為だ、銃兎」
銃兎「俺の所為ってどう言う意味だゴラ!」
りん「その無駄に五月蝿いので悩んでんだ!
馬鹿!!」
銃兎「お前が馬鹿なんだろ!
さっさと仕事をしろ!」
りん「今してるから黙ってろ!!
そう言うお前も仕事しろ!!」
ホント、何気に結構前から何故か一緒………
まぁ、世に言う犬猿の仲って奴だろうけど………
もうちょっと静かにならねぇかな
警察官もまともじゃねぇよ
元とは言え軍人と一緒にラップをしてる奴が………
銃兎「おい、見回りの時間だ、行くぞ」
りん「へいへい」
そして、見回りのペアも何故か此奴
ホント、何なのかな!!
銃兎「お前、よく理鶯と付き合えたな」
りん「アンタよりはマシだと思う」
銃兎「料理はまともなのを俺は出してやれる」
りん「不味かったら意味がねぇ」
銃兎「おいゴラ、俺の飯食った事ねぇ癖に不味いと決めつけんな」
りん「食材はともかく、理鶯の方が味は美味いね」
銃兎「っ………お前、ホント食べる勇気あるな」
りん「彼氏が作ったモンは不味くても食え
常識だぞ」
銃兎「………彼女が作ったモンは不味くても食えだろ」
りん「良いんだよ、細かい事は」
銃兎「………お前、本当に女か?」
りん「女じゃなかったら男なのかよ」
銃兎「見た目によらず男らしいな
少なくとも、中身は」
中身はって……
りん「中身はお前と一緒に居るから移ったんだろうが」
銃兎「んなの知るか」
ハァ………
…………理鶯は女の子らしいのが好きなのかな………
何て、そんなの私らしくないな
銃兎「おい!そこのチンピラ!!」
「あ゛ぁ!?
んだよ、警察かよ」
銃兎「警察だから言ってんだよ!阿保!!」
りん「おい!逃げんな!!」
ホント、ヨコハマの治安悪りぃな