第3章 【波羅夷空却】Sの僧侶の彼女は大変の様で【裏、S】
りん視点
獄「ハァ〜………
やっぱりな」
りん「やっぱりな………?」
どういう事?
獄「最近空却が機嫌悪いんだよ
そして口を開けばりん、りん…………
お陰でラップもまともに出来やしねぇ
ましてや寺の時には何時も以上に怒鳴り声が聞こえるしよ………」
りん「あ、ハハハ…………
申し訳ないです」
でも、こうなった後に会う空却って怖いんだよな〜
色々と…………
獄「少しくらい顔を出したらどうだ?」
りん「いや、もう此処まできたら後が怖くて行けないんですよね………」
多分、今会ったらめちゃくちゃにされる………
絶対に締め切りが間に合わない
でも、今会わなかったら今以上に酷いような………
獄「あ〜、まぁ………察するがな………
だが、気分転換だと思って顔出せば良いだろ
明日ラップの練習するんだ
その時に観に来いよ
そして空却に会っとけ」
りん「!獄さん………」
獄「別に、此処の中に篭ってる方が身体に悪い」
十四「獄さん!りんさん!
着てみたッス!どうッスか?」
獄「おう、似合ってんぞ」
十四「本当ッスカ!!」
りん「はい、似合ってます
どうですか?何か不具合でもありますか?」
十四「全然ないッス!」
りん「なら、良かったです」
獄「じゃあ帰るぞ」
十四「あ、また着替えなきゃいけないッスからちょっと待ってて下さい!!」
そう言ってまた試着室に戻っていった
獄「早くしろよ〜」
十四「分かってるッス!!」
獄「………ラップバトル」
?ラップバトル?
獄「もう直ぐあるんだよ
そん時に俺達の衣装を作ってくれるか?」
りん「!………勿論!
作りますよ!」
獄「なら、金はコレで良いか?」
そう言って作り代より多く差し出された
りん「こ、こんなにいらないですよ!!」
獄「空却の機嫌が良くなってラップに集中出来るなら安いもんだ
だから、明日絶対に来いよ
何時もの場所でやってるからな」
りん「分かりました、此処まで出されたら行くしかありませんからね
でも、割合に合いません
ちょっとお返しします」
そう言って獄さんに少しお金を返した