第12章 【碧棺左馬刻】兄妹だけど、大好きなの【裏、ちょいシリアス】

りん視点

りん「おはよ〜！」

「おは〜！

ねぇ、昨日のテレビ見た？

あれ、ちょー怖かった！」

りん「あ、ごめん

見てないや……」

「あ、そうなん？

怖かったけど面白かったし録画してたから家に見に来なよ！」

りん「やった！ありがとう！」

「おーっす

それはそうと、最近お兄さんとどう？」

りん「それが……やっぱり上手くいかなくて……」

やっぱり兄妹って壁が邪魔しちゃう……

「う〜ん……

やっぱりそう上手くいかないよね〜

あ、ならいっその事夜這いしてみれば？」

！？よ、夜這い……！？

「そしたらお兄さんが少しでも気づいてくれるかもよ？」

りん「で、でも……！

は、恥ずかしいし、痴女だって思われて嫌われ……！！」

「大丈夫だって！

りんのお兄さん優しそうじゃん！！」

確かに、優しいけど……

でも……

(まぁ、実際はヤクザだしめっちゃ怖いけど……

あんなにガン飛ばされたの初めてだしめっちゃビビる……)

りん「や、やっぱり恥ずかしいよ……！！」

「う〜ん……

ねぇ！二郎！！」

二郎「あ？どうした？」

「女子に夜這いされたらどう思う？」

りん「！？ちゃん！？」

な、何を言って……！？

「こういうのは私達がネチネチ考えるより男子に聞いた方が早いでしょ」(ボソッ

けど……！！

二郎「！？な、何言って……！！」

「答えろ！！」

二郎「そ、そりゃあ、好きな女子だったら嬉しいけど……

でも、やっぱり自分の体を大事にしてほしいなって思うな

後、やっぱり夜這いは男がしてなんぼだろ！！」

「だって、嬉しいみたいだから頑張って！」

りん「う、うん……」

それからずっとその事が頭から離れずにぼーっとしたまま学校を過ごし、家に帰った