第11章 【躑躅森盧笙】生徒だけど好きなんです【禁恋、悲恋、ちょい甘】
りん視点
盧笙「なぁ……
なんで俺は、りんを好きになってしもたんやろな……」
え……?
ろ、盧笙先生が……?
簓「……そう言うのは本人に言えばええやろ」
盧笙「あのなぁ、立場っちゅーもんがあるんや!
俺はあくまで教師や
りんの事を好きになったらあかんのや
りんには、俺よりももっとええ人がおる筈やからな……」
簓「そう言うもんかいな」
盧笙「そう言うもんや」
な、なんで簓には言うて私には言ってくれへんの?
盧笙「それに、歳の差も考えてみ
こんなおじさんよりは若い人の方がNAME1#にとってはええやろ」
私は……!
盧笙先生が好きなんや……
なんで……?
りん「私は……
盧笙先生が好きなんや……!」
簓「!りん……」
盧笙「!?風呂から上がってきとったとやな」
りん「歳の差なんて関係ない!!
私は、盧笙先生が大好きなんや……!!
なんで、盧笙先生は私の事好きやのに付き合ったらいかんの?」
盧笙「!聞いとったんか……」
りん「手を出したらいかんとかそんなん誰が決めたん!?
私は……」
盧笙「りん、駄目なもんは駄目なんや」
りん「なんで……!!」
盧笙「俺は先生でりんは生徒
それ以上になる事は出来んのや
分かってくれんか?」
りん「私は……
盧笙先生の事、こんなに好きなのに……」
盧笙「もし、付き合ったとしてこの関係がバレたらりんは退学させられるかもしれん
そしたら元も子もないんや!
高校を退学するっちゅー事は将来に関わる事や
そんな事になったらりんがこの先苦労するんやで!?
今ならまだ取り返せるんや
だから……」
りん「苦労したってええ!
退学だってして構わへん!」
それで盧笙先生と付き合えるならどんな苦労だって乗り越える自信がある!!
盧笙「りんの感情はいっときの迷いなんや!
そんな迷いでこの先の人生を苦しめる必要はないんや!!」
りん「いっときの迷いなんかじゃない!
私は盧笙先生がむっちゃ好きなんや゛!!」
なんで、こんなに好きやのに伝わらんのや……?