第11章 【躑躅森盧笙】生徒だけど好きなんです【禁恋、悲恋、ちょい甘】
りん視点
盧笙「っ……ありがとうな……
けど、駄目なもんは駄目なんや……」
りん「なんで……?
なんで駄目なん……?」
盧笙「……コレは、りんの為なんや……
分かってくれるか?」
りん「なんも……
なんも分からへんよ……
馬鹿だから、なんで駄目なんか……
私の為って何……?」
盧笙先生が言いたい事、全然分からへんよ……
盧笙「………どんなに思いあっとっても付き合えんもんは付き合えんのや……
ごめんなぁ……
俺は先生で、りんは生徒……
それに、未成年やから、駄目なんや……」
りん「じゃあ、学校も卒業して、20超えたらええん?」
盧笙「それは……
俺はもうおっさんなんやぞ?
それでもええんか……?
今ならまだ、取り返せるんやで?」
りん「おっさんやない
私は、盧笙先生がええんや!」
コレから先も……
きっと、ずっと……
盧笙先生だけがええ……
簓「ええんやないの?」
盧笙「!簓……!
お前、何言っとんのか分かってるんか!?」
簓「元々、好きなら告白せぇ言ったのは俺やしな
もし、りんが20歳になった時、まだ盧笙の事、好きなら迎えに行くとええ
それでええやろ
まだまだ時間がある
その間に盧笙の事好きじゃなくなったなら迎えに行かんどくとええ
もし、盧笙も別で好きな人が出来たのならそれで終わり
それでええやろ?」
盧笙「あんなぁ……
簡単に言うけど……」
りん「それでええ!!
私は、20過ぎても盧笙先生の事、ずっと好きって言い切れる自信がある!!
絶対に盧笙先生の迎えに行くで!!」
簓「なら!それで決定や!」
盧笙「……時間は確かにある……
りん、よく考えるんやで?」
よく考えた結果が盧笙の先生の事が好きって言う結果や
もうそこはずっと曲げへん
絶対に盧笙先生の事、迎えに行く!!