第52章 2回戦1
貴方side
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審判「集合!!」
審判の合図にて、私達と清和は向かい合う
ト部「……」ジー
貴「…」
……何故か、ト部が私を見てくるというか…睨んでる…?
……本当、リトルからあんま好きじゃないわ…←
審判「礼!」
風・清「おねがいします!!」
先攻清和、後攻風林となった。守備に就いた風林のメンバーは初戦と代わってる
1藤井
2相楽
3椛島
4沢
5星原
6仁科
7佐倉
8星蘭
9茂野
何故か、クリンナップになってる私
審判「プレイボール!!」
いよいよ2回戦の幕が開ける2年生の卜部、アンディの2人が主軸を担う打線となる
清和「よーしいけー森口ぃ!!」
清和「先手必勝!!」
卜部を中心に声を上げる清和ベンチ
アニータ(とにかく足が面倒なチームや。回の先頭打者は絶対出さないことが鉄則…師匠なら大丈夫やと思ってるけど)
貴「……」
アニータのサインを受け取る私は、振りかぶりいつも通り投げる
シュッ―――!!
―パァァァン!!
審判「ストライーク!」
清和「はっや…」
清和「聞いてるのと、実際見るのとは違うわ」
鈴木「…リトル以上に、速くなってるな」
ト部「ふん…でなきゃ面白くねぇ」
――パァァァン!!
審判「ストライークツー!」
森口「……(速くて、球が見えない)」
1番打者の相手側の選手は、私の球をじっと見ていた
貴「はあっ!」
パァァァン!!
審判「ストライーク!バッターアウト!」
大吾「さっすが」
仁科「…相手がどんな方法で来ようと、先輩の球を打てる人なんてそうそう居ないっすよ。
機動力だか知らんすけど、心配はしてないっすよ」
大吾「…そんなに語って…本当仁科丸くなったな、怜花のおかげか」
仁科「!!//」
大吾(…図星か、分かりやすいな)