第1章 【出逢い】FGO/ギル落ち
「「新しいサーヴァント・・・!?」」
『・・・はい』
「俺達だけで十分だろ!」
あの後、マイルームに戻り私は事の経緯を二人に説明した。
私は椅子に腰かけ、二人は驚いたように目を見開いていた。
「まあでも、クエストも更に困難になっているのは事実ですし、他のクラスのサーヴァントがいても良いでしょう」
「そりゃ・・・・そうだが・・・」
効率的なことを考えたら、それが良いんだろうけど、
上手く召喚できるか不安だ。
それに何より、上手く関係を築いて行けるかどうかも・・
「不安ですか?マスター」
優しく私の肩に手を添えてくれる先生。
サーヴァントでありながら、彼からはたくさんの事を教えてもらった。
『はい・・・召喚はもちろん、皆さんのように優しい方ばかりではありませんから・・』
不安げに目を伏せる私の視界に突然金色の瞳が合わされた。
「もし仲良くいかなくても、マスターには俺らがいるんだ。」
大丈夫だ、といいながらアキレウスは私の頭をワシワシと撫でてくれた。
「そうですよ、マスター。きっとうまくいきます。」
優しいなあ、二人とも。
初めて会ったときからずっと、二人には助けてもらいっぱなしだ。
『ありがとうございます・・!お二人とも』
その声にアキレウスはニカッと笑い、ふっと先生は笑みを零してくれた。
((かわいい・・・))