第4章 【幼い君・続】FGO/ギル夢/えち有
途端にぐいっと腕を引っ張られ、王様は私をベットに組み敷いた。脳も、身体の指の先から、心まで熱くておかしくなってしまいそうだ。
『王様・・・』
「沙織、もう何度も言わせるな。こういう時は名を呼べといっているだろう」
『・・・ギル・・』
「ふん、久々に貴様を喰らってやろう。良いな?」
沙織、と耳元で低く囁くのはずるすぎる。私はこくん、と頷くしかなかった。私が頷くのを確認してから、王様はまた、満足そうに笑みを浮かべた。そしてすぐ唇が奪われ、するりと私の身体に王様の指が這わされる。
『ふ、う・・ん・・・あっ・・・ちゅ・・ん・・・あっ』
「・・ここが良いのだろう」
もう知り尽くされている私のいいところを、王様は容赦なく責め立てる。胸の頂きを指の腹で挟みこねるように、開いた手で私の手を握ってくれる。大人な王様と優しい王様が私を同時に侵略しているようで、また身体がとろけていく。