第6章 夢語り【童磨】R18
「今宵はいい夜だなぁ~若くて可愛い女の子ばっかりだっしなぁ~」
俺は一人呟きながら、ふらふらと歩く。
だって昼間は出掛けられないでしょ?
先日、喰い損ねたあの柱。
あの子食べてたら、こんなに沢山若い女の子食べなくても済んだのになぁ~
本当、残念。
でも今日は、腹に子を宿してる子もいたしね。あのまま産まれても、ここ吉原じゃあまともに育つはずもない。
だから俺に食べられて、あの親子も幸せになれたしね。
うん、うん。やっぱ俺は良い事をしたなぁー
っと……
何かに蹴躓いた。
「もぉー危ないなぁーこんな所に大きな塵なんて捨てて、童磨様じゃなかったら大怪我しちゃうよ……」
って、あれ?
この塵……
子供だ……