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せめて夢の中だけは ~【鬼滅の刃】短編集~

第8章 友達だよね?R18【キメツ学園/竈門 炭治郎 】


「あのね、やっぱり初めてはその……好きな人が……いいって言うか……」


私のその言葉に、炭治郎が


「そうか!なら大丈夫だ!」

「は?いや、聞いてた?今の」

すると突然、炭治郎が大きな声を出した。

「俺は京子の事が好きだからな!問題ない!」

「え……っ???いや、一方的にそんな事、言われても……」

私の言葉に、炭治郎が首を傾げた。


「京子は……俺の事が好きなんだと思ってたんだけど……まさか、違うのか?」

「えっ!!!な、なんで……」

私の言葉に炭治郎は、にっこりと笑って

「いつも俺の事を見てるだろ?それに、こんなこと好きでもないヤツと、京子はしないだろ?」

た、たしかに……そうなんだけど……いや、それより見てるのバレてたの???

恥ずかしくて思わず下を向くと

「それに……」

その声に目線を上げた。

「いつも京子から香ってくるのは、優しさと信頼できる匂いなんだ。俺はその匂いが大好きなんだ」

「炭治郎……」

にっこりと笑う炭治郎だけど……

「ごめん……その格好じゃ、いまいち信用できないよ……」

「え!!!えっ!?あ、そうだ!俺達っっっ……」


目の前には、炭治郎のしょんぼりしたモノがぶらぶらとしている。

私の格好だって、かなり乱れているもんね……

でも……




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