第39章 夫婦の絆 〜信長様誕生日sp〜
「俺の誕生日を祝いに来たと言ったな?」
「えっ?うん」
「ならば今からベッドの上で祝って楽しませてもらおうか?」
艶を帯びた声と顔が私の鼓動を途端に跳ねさせる。
「………っ、」
楽しませるって……もしや、信長の(ピー)を口とか、手とか、胸とかで(ピー)をしろと言う事っ!?
でっ、でもこのささやかな胸では無理ではないのかっ!
急に向けられた意地悪なリクエストに、頭の中は邪なシーンや言葉で溢れかえる。
「くくっ、冗談だ」
焦る私を見て信長は顔を崩して笑い、そして私の頬に口づけた。
「……っん!冗談だったの?」
(私なりに真剣に考えたのに)
「貴様のその真面目な頭の中で考えた事全てをやってもらいたい所だが、市達とまだ話をせねばならんからな。余り時間がない」
そう言いながらも彼の手は私の服の中へと滑り込み器用に私の下着を取り外して行く。
「っ、ならどうして下着を外すの?」
言葉と行動が伴っていない。
「先ほどから無駄に可愛い貴様に煽られて俺のが治まりそうにない。少しでいい。貴様を感じさせろ」
「っ……うん」
その言葉と熱を孕んだ眼差しを向けられるだけで、私の体は濡れて信長を欲しがる。
「私も…信長としたい」
口づけだけじゃ足りない。終われない。
「阿呆、少しで終われなくなるような煽り方をするな」
「だって…っん!」
熱い口づけと、熱い手が私の中の熱を急激に上げて行く。
「んっ、…」
私の中を埋め尽くし征服する熱が、私をあなたなしではいられなくする。
「信長、お誕生日おめでとう」
たくさんのキスと抱擁をあなたに。
「大好きだよ」
何度伝えても伝え足りないくらい、私はあなたのことが大好きだよ………