第24章 大人な彼との付き合い方
「せっかくのベッドだ。座るか」
「う、うん」
ベッドの端に腰を下ろした信長は、私の腕を引っ張って彼の膝の上に座らせた。
「う〜〜本当に緊張するぅ〜。こんなカッコする事もないから余計かなぁ」
信長と泊まるホテルには必ずいつも、バスローブやお部屋で羽織るガウンが置かれているけど、女子力ゼロで田舎育ちの私にはとても敷居の高い存在感を放っていて一度も着たことがなく、持って来た自分のルームウェアを着用していた。(信長はとても自然にカッコよく着こなしている)
エアコンのせいもあってか手足が緊張で冷えてきた。
「脱がせやすさからすると俺はこっちの方が好みだな」
ちゅっ、ちゅっと、リップ音を響かせながら私の顔や耳、首筋にキスをしながら私のガウンの紐に手をかけ信長はイタズラに笑う。
「もう、だからやだってのもあるんだよ?って言うか、もう脱がすの?」
「この姿が恥ずかしいなら脱いだ方が良いと思ってな」
「やっ、待って.......あっ!」
なんて防御力の低い衣服なんだ。紐を解いてしまえば自然と前が緩み、後は大きな手が少し力を加えればスルリと自然に両肩から落ちた。
「.........これも撮影用の衣装か..........?」
「...........えっ?」
防御力ゼロのガウンの下には、スタイリストさんが海外の人気ブランドから取り寄せたと言うセクシーさ満点のランジェリー。
「あっ、う、うん。これも、こんなのした事ないから恥ずかしいんだけど.......」
「ふっ、貴様のはいつも、スポーツブランドのロゴが入った物ばかりだからな」
まだガウンは辛うじて私の両腕に引っかかってはいるが、信長の手はそのガウンの中で私の素肌を撫で回す。
「んっ、.....だっ、だってどうせすぐ脱がされちゃうし.......」
ポイって、探すのに苦労するとこまで投げる事あるじゃん!!