第21章 進化する社長室

この手がどこに行くかなんて分かりきってる。


「や、ほんとダメ」
スカートを割って躊躇なく入ろうとするその手を掴んだけど....


「そんなことしておると、課題が終わらんぞ」

耳元で、舐めるように囁かれ、手はそのままスカートの中に入り、既に濡れている下着の上から軽く押す様に触れた。


「やっ、ダメっ！」

もうきっと、濡れている事はバレてしまったけど、感じている事を気づかれた事が、何よりも恥ずかしい。


「くくっ、課題に集中しろと言っておるのに、濡れておるぞ」

耳元でいたずらに囁かれる吐息だけで、ゾクゾクする。


「...........っ、いじわる、分かってるくせに」

羞恥にかられて涙がでてきた。

本当に私はいやらしくなってしまったみたいで、嫌われないか不安で。

「泣くな。貴様のそんな所も可愛い」

目頭に浮かんだ涙を口で受け止め、
彼は背中から抱きしめる力を強めた。

声は優しいけど、その手は悪魔のように下着の中へと入ってきた。

クチュ、クチュと、散々身体を弄られた私のそこは簡単に卑猥な音を立てる。

「んっ、やめっ」

「やめて、いいのか？」

ツプリと、指が挿れられていく。

「はっ、あっ、」

本当にいじわる。もう、やめられないところまできてること、分かってるくせに。

ジュブジュブと、浅く指を抜き差ししては、ワザと音を立てて私の羞恥を煽る。

恥ずかしさと快楽の狭間で、もう、ペンも握ってられない。

指を二本に増やし、指の動きを早めれば、たちまちに快楽の波が押し寄せた。

「やっ、だめっ、んっ」

ビクンッと体は大きく震えた。

「っ、.................」
痙攣は治らず、その後もビクン、ビクンッと小さく体が震えた。


今までも、社長室へ来ると悪戯をされたけど、キス止まりだったし、こんな、こんな所で.....


「ふっ、ひっく、っく」

ベッドで抱かれる事への抵抗は無くなったけど、まだ全ての恐怖から解放されていない私は、いかせられた後、時々泣いてしまう。


「...........セナ」

そんな私の顔じゅうに、信長は優しくキスをする。


「貴様が欲しい」

そう言われ体が浮いたかと思うと、椅子から机へと上げられ組み敷かれ、濡れた下着をするりと脱がせられた。