第17章 育まれる関係
情欲に駆られた目で私を見つめながら、彼は舌を絡める。
もう、容赦はしないと、覚悟しろと言うように、彼の舌が私を翻弄し、意識を奪っていく。
「っ、はっ、.......まって、..........ん、ん、」
「散々煽っておいて、待てるわけないだろう。セナ、力を抜け。今すぐ貴様を感じたい」
焦れた様に言うと、彼はゴムの袋をピリッと口で破いた。
急な展開に涙は止まりビックリだけど、どうしても伝えたい事がある。
「........私、.......まだ薬を飲んでるからその.............」
着けなくてもいいよ?とは恥ずかしくて言葉にできなかったけど、ゴムを着けようとする信長の手を止めて、まだ薬は飲み続けている事は伝えられた。
「それは前にも言ったが、貴様にもう無理はさせたくない。飲まなくていいと言ったはずだ」
彼は私の手をやんわりどけて、再び着けようとした。
「ち、違うの......私が、....信長をそのまま感じたい」
「っ...........」
彼の瞳が揺れた。
大切にしてくれている事は、もう十分感じてる。
ただ、今まで抑えて来た感情がどうしても溢れてしまって彼を困らせてしまうだけで........だから、私を直に感じたいと言ってくれた彼を、彼の気持ちを私も感じたい。
「そのまま..........しよ?」
「セナ」
「ん、.......」
噛み付く様に口付けられると、彼の熱いものが私の愛液を纏い、ズッと、入って来た。
「っぁぁん!」
焦らされた身体は貫かれた瞬間軽く達して、嬌声が漏れた。
そんな私を頭からぎゅっと信長は抱きしめる。
彼の胸の音が、ドクドクと打つのが聞こえてきた。
「貴様は、俺を煽るのが上手い。ますます手放せん」
ニヤリと、彼の口が弧を描く。
「はぁ、.....何?」
「貴様にはかなわん、動くぞ、力を抜け」
頭にキスが落とされると、緩々と腰を打ち付け出した。