第2章 日常は
リィナ「ただいまぁ」
『あ、リィナ様!良かった………!』
私が部屋に入ると、文官の人達が少し慌てた様子で、寄って来た。
リィナ「?どうしたの?何かあった?」
『それが………』
チラッと文官の一人が後ろを見る。
すると、そこには机に突っ伏しているジャーファルがいた。
リィナ「あらら」
『すぐに、確認して貰いたい書類があるのですが、随分とお疲れになっていたので、起こしては悪いと思いまして…………』
……ったく。無理するから……
リィナ「ん、わかった。見せて」
『はい!』
文官の人達が持ってきた書類は、かなりの量だった。
多分、私が出てから程無くして寝てしまったのだろう。
必死の思いで書類を確認し、なんとかその日中に終わらせた。