第2章 日常は
モル「お仕事、そんなに大変なんですか?」
リィナ「んー…まぁね(苦笑)」
私は、苦笑しながら言う。
……あの忙しさは、言葉じゃ表しきれない。
モル「そうなんですか……ちゃんと、休んでくださいね」
モルちゃん優しいなぁ……
リィナ「……うん。ありがとね、モルちゃん」
モル「いえ。あ、私、マスルールさんと修行があるので、行きますね」
リィナ「うん。頑張ってね!」
モル「はい!リィナさんも、無理をしない程度に頑張ってくださいね」
リィナ「あはは……(苦笑)うん。頑張るよ」
モル「それでは」
そう言うが早いか、モルちゃんは得意の脚力で一瞬で走っていく。
相変わらず早いな。モルちゃん。
んーっと伸びをしてから、また歩き出す。
リィナ「さてと………帰りますか」
あの、書類だらけの部屋に。