第6章 居ない間に………?
リィナ「あ、の……紅…炎さん……?」
やっとの事で、声が振り絞られる。
炎「なんだ」
低い声で、返される。
はっきり言って凄く怖い。
でも、私は勇気を出して言う。
リィナ「その、私はっ、かれ、彼氏が、居るのでっ!こ、紅炎さんの、望みはっ、叶えられませんっ!すみません!」
すっごいつっかえた。
すると、紅炎さんがニヤリと笑う。
炎「ふっ……そんな男、すぐに忘れられる」
リィナ「いや、あの、こ、子供もいるんですっ!」
炎「俺の子として、育てれば良い話だ」
だ、駄目だ……!
何言っても返されちゃう……!
炎「さぁ、返事を聞かせて貰おうか」
ど、どうすれば……!!
?「お取り込み中のようだが、少し良いかな?」
炎「……なんで貴様が此処にいる」
……えっ?!
な、なんで此処に?!