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【マギ】蛇娘 2

第6章 居ない間に………?


ゴンッ
と良い音がした。

シャル「~~っ!!いってえな!なんで殴るんだよ、リィナ!」

リィナ「シャル兄が、仕事しないからでしょ?」


私がそう言うと、シャル兄は視線を反らす。
図星だね。完全に。


リィナ「あのさぁ、ジャーファルが居ないからって、遊んで良い訳じゃないんだからね?」

シャル「わ、わかってるよ……(汗)」

ヤム「あら、剣術バカ、またリィナに怒られてるの?相変わらずねぇ」

ピス「シャルは、リィナの前だと全然威厳無いね(笑)」

リィナ「二人とも、言うのは良いけど、仕事終わってるの……?」


私がニッコリ笑うと、三人が縮み上がる。
ったく!


リィナ「いい大人が仕事サボるなぁ!」

三人「は、はい!」

リィナ「ホントにさぁ、私だって身重の体で頑張ってんだから、もうちょっと協力してよ!」

シャル「す、すまねぇな、リィナ」

ヤム「ご、ごめんなさい」

ピス「ごめんね」


素直に謝る大人三人に毒気を抜かれ、ふぅ、と溜め息を一つつく。


リィナ「じゃ、私戻るから。やっといてね」

三人「はい……」


くるっと踵を返し、仕事場に足を進めた。


シャル「……リィナ、絶対ジャーファルさんに似てきたよな……」

ヤム「ま、そこは同感ね…。威圧感が凄まじいわ…」

ピス「まぁ、カレカノだし似て当然なんじゃないの?」

シャル「あーいうとこだけ似られてもなぁ……」


三人が苦笑しながら話してるのは、知るよしもない。




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