第5章 人の振り見て我が振り直せ
ジャ「はぁ………」
シン「ジャーファル、お前まだ避けられてるのか?」
ジャ「……はい……」
あれから数日経ったにも関わらず、リィナの態度は相変わらず冷たい。
話しかけても、業務的なモノにしか答えてくれず、目も合わせてくれない。
一体何をしでかしたんだ…!!!!
シン「まぁ、あんな事をされたら、そりゃあ避けたくもなるな(笑)」
ジャ「私が、何をしたと言うんですかっ!?!?!」
バァンッ、と思い切り机を叩く。
さすがの私も、抑えが効かなくなってきた。
シン「お、おい、落ち着けジャーファル(汗)」
ジャ「落ち着いていられませんよ!!!リィナには聞けないし、他人(ヒト)に聞こうとすれば、流されるし!!!一体、私は何をしたんですか!?!?!?」
感情的に捲し立てる。
すると、シンが苦い顔でこちらを見る。
シン「……聞きたいか?宴の時の話……」
ジャ「えぇ、勿論」
シン「………仕方ない。なら、そっくりそのまま話すぞ。……俺がお前を呼んだ事は、覚えてるか?」
ジャ「はい」
シン「その後は?」
ジャ「………………」
シン「………はぁ、では、そこから話すか」
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