第4章 初めての・・・
シン「ジャーファル」
ジャ「はい?」
シン「お前、何か良からぬ事でも考えてないだろうな?」
………こう言うときは、シンは鋭いですね。
ジャ「別に、何も考えていませんよ」
シン「………本当だろうな?」
ジャ「リィナに、子作りとはどうやってやるかを、聞かれただけです」
私が言うと、シンの顔がひきつる。
シン「………まさか、無理矢理なんて事は……」
ジャ「しませんよ。シンじゃあるまいし」
シン「………まぁ良い。だが、歳を考えろ。リィナはまだ18だぞ」
あぁ、確かに………
ジャ「そこら辺は、きちんと踏まえてあります」
シン「いや、絶対今気づいただろ」
ジャ「何か?」
シン「……いや」
ギロッと睨むと、シンが押し黙る。
ジャ「それでは、私はこれで失礼します」
シン「あぁ。…………無理はさせるなよ」
ジャ「わかってます。あぁ、仕事やっといてくださいね?」
シン「ぐっ……(汗)」
ジャ「それでは」
そう言い残し、仕事場に戻った。