第3章 今、いくつですか?
ジャ「ヤムライハ、入りますよ」
ガチャッとドアを開けると、ヤムライハと小さな子供が言い合っていた。
………まさか……
ヤム「あ、ジャーファルさん……」
ジャ「ヤムライハ!!!この子はどうしたんですか!!!まさか、誘拐して来たんですか?!?!」
ヤム「そんな事しませんよ!!!」
ジャ「じゃあ、この子は誰なんですか!!!」
ヤム「………それはー……」
?「ヤム、もう言おうよ……」
初めて、少女が口を開いた。
可愛らしい声だった。
すると、決心したような顔で、ヤムライハが言った。
ヤム「……ジャーファルさん、実は……この子は、リィナなんです…………」
リィナ「ま、そう言うわけ」
ジャ「……………はあ?」
いや、待て待て待て。
私の知っているリィナは、現在18歳程度。
こんなに小さい訳は………