第10章 俺はどうしたい?
早速梅月ちゃんに手紙を書いた。
炭治郎が目を覚ましたこと
みんなで喜んだこと
一人任務を頑張ったから褒めて欲しいことも
「炭治郎〜聞いてくれよぉ〜」
「梅月さんから手紙が来たのか?」
最近は梅月ちゃんから手紙が来ると
炭治郎に惚気るのがお決まりになっていた。
「うん、毎日俺の代わりに
藤の花のお守りを抱いて寝てるんだって!!
はぁ〜もう可愛すぎて死ぬわ。
この幸せなまま俺死にたい」
「善逸!それはだめだ!」
「冗談だよ!!本当頭固いな!お前は!」
「そうか、それなら良かった」
「…炭治郎、俺もう手紙書くのやめようと思ってさ」
炭治郎はもともと大きい目をもっと丸くして
俺の顔を覗き込んだ。