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【鬼滅の刃】かざぐるまの恋【我妻善逸夢】

第4章 俺がするべきこと



朝が来ると、
梅月ちゃんは三味線と踊りのお稽古に出て行った。

禿の朝露ちゃんと小春ちゃんと
女郎屋の掃除や雑用をこなす。

こんな小さな子まで遊郭にいるんだ…



「最近、梅月花魁、蕨姫花魁に呼ばれること

増えたよね。」


「うん、本当…蕨姫花魁のところに行くと

梅月花魁いつも具合が悪くなるから心配…」



蕨姫花魁?
まだ会ったことないな。
梅月ちゃんの他にもここには花魁がいるのか。



「朝露ちゃん、小春ちゃん、

その話もうちょっと聞かせてくれる?」













二人によると、
京極屋で一番の蕨姫花魁は
夜な夜な梅月ちゃんを部屋に呼びつけるらしい。

今までは月に1〜2度だったが、
最近は7日に一度
短いと4日に一度呼ばれて、
半刻ほど帰ってこない。

帰ってきたかと思えば
真っ青な顔をして、フラフラして、
次の日はまともに動けないとか…。


待って待って待って
そいつ怪しくね???
もう鬼ほぼ確じゃん??

…でも、本当に何も聞こえないんだよぉぉ

昼も、夜も
こんなに巧く気配を消せるなんて
まさか…上弦…

いやいやいやいやぁぁぁぁ!!!
俺死ぬ!?俺死ぬの!?!?
もうムリなんだけどぉぉぉ!!!
宇髄さんアイツ何やってんの!?
早く鬼見つけてやっつけてよ!!!


「…善ちゃん?

私たち、これからお茶のお稽古があるから

また後でね」


「あ、うん!ありがとう。またね」



鬼のことも気になるけど…

とりあえず、雛鶴さんを探さなきゃ。

定期連絡もあるから、

ちゃんと情報を持っていかないと

宇髄さんに何されるか分かんねぇからな


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