• テキストサイズ

【進撃の巨人】陽だまりの詩(ウタ)

第12章 :記念日はあなたと❹〜リヴァイ誕生日編:2023〜


〜数ヶ月前〜

『ねぇ、ハンジ…』
「ん?どうした?」
『リヴァイって…手袋嫌いなの?』
「えっ?何で?」
『だって…私といる時付けてるの、見た事ないから。』
「一緒に出かける時、どうしてるの?」
『寒いから暖よこせ!って、私の手繋ぐの。』
「…へ〜〜」

ニヤニヤするハンジ。

『別に手を繋ぐのは良いんだけど、何で手袋しないんだろう?って思って…』
「あ〜〜あんまり好きじゃないって、言ってたような…気がするな。」
『何で?』
「えっ?あ〜あっ!手袋付けてると手が乾燥して、仕事の時効率が落ちて困るから…とか何とか言ってたかも。」
『なるほど…そっかぁ。』

少女は何やら考え込み、そして去って行った。


「リヴァイが手袋嫌いなんて、初耳だが?」

2人の話をたまたま聞いていたミケが、ハンジの後ろから声をかける。

「普段出かける時や冬の訓練中も、アイツは普通に着用していたぞ。」
「それは【リンがいない時】でしょ?」
「そう…だったか?」
「リヴァイの奴…中々やるじゃん!」

始終ニヤニヤ笑うハンジを、不思議そうに眺めるミケだった。

/ 52ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp