第3章 : Let's訓練!❶〜調査兵団で鬼ごっこ〜
〈 作戦会議〜巨人side〜 〉
「リヴァイは恐らく…誰が誰を追いかけるか、分けて決めている。お前たちリヴァイ班は恐らく、エルドとペトラにマークされてる。思考を読まれるな!」
「「了解です(っす)!」」
オルオ・グンタは敬礼して答える。
「それと同じ意味だと…モブリットはアーベル(髭ゴーグル)・ナナバはゲルガーだろう。捕まるなよ?」
「「了解です!」」
「ハンジはまぁ…間違いなくリンだな。」
「リンに捕まるなら本望だよ!むしろ大歓迎さ!」
「わざと捕まるなよ?リヴァイが付いてる可能性が高い。油断するな!」
「分かってるよ!リンに捕まるのはいいけど、リヴァイの回し蹴りを受けるのはごめんだからね!」
「…最終的には、全員で俺を狙うだろうな。」
「あの…私はどうすれば?」
おずおずと1人の少女が話しかける。
「お前は確か…」
「エリナです!エリナ・ローレンと言います。」
(あぁ、ハンジが言ってたあの…)
「お前は…足が速いのか?」
「いえ…特には。」
「そうか。ではお前は隠れろ。見つかるな!」
「…了解です。」
(面倒だな…)
(あの顔…ミケさん、既に面倒だと思ってるな。)
(リンに追いかけられるなんて、初めてだな〜楽しみ!)
(ペトラに追いかけられるのか…悪くねぇ!)
こちらは…思考が読みやすいグループだった。
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