第3章 : Let's訓練!❶〜調査兵団で鬼ごっこ〜
集まったメンバーは…リヴァイ班5人・ミケ班3人・ハンジ班3人。
皆訳が分からず、困惑した表情をしている。
リヴァイとミケは無言で腕を組み、少女を凝視していた。
『エルヴィンが、何か新しい訓練方法はないかって言うから…私が提案したの。題して【調査兵団と巨人】!』
「「「調査兵団と巨人?!」」」
「何それ?面白そう!!」
ハンジはワクワクしながら1人楽しそうに笑っているが、他の者は未だ困惑しているようだ。
『本当は【憲兵と泥棒】っていう遊びなんだけど、それを調査兵団風にアレンジしたの。走ったり隠れたりする遊びだから、体力作りや訓練にもなると思う!』
「ほぉ…」
リヴァイとミケはやっと興味を示し、静かに歩み寄る。
『まず…くじで調査兵団sideと巨人side、2つのグループに分ける。調査兵団は追いかけ、巨人は逃げる。捕まった巨人はあの、檻に見立てた円の中に入れられる。制限時間内で巨人達が全員捕まったら、調査兵団側の勝ち!』
「それって…巨人側は捕まったら、それで終わりなんですか?」
『良い所に気が付いたね〜ペトラ!実は巨人も仲間の助けがあれば、再び逃げる事が出来るの。檻の中にいる巨人の肩を円の外から1回叩けば、そのまま檻を出て大丈夫!でも調査兵団も救出を妨害する事が出来る。つまり調査兵団側は追いかける人と妨害する人に、巨人側は逃げる人と救出する人に分けて戦う事が出来るの!』
「へぇ…それは面白そうだね!訓練って事は勿論、格闘術も使っていいんだろ?この遊びなら仲間で連携技も考えられるし…頭と身体を使って、訓練出来るって事だね!」
ナナバも興味津々に頷く。
『そう!ねっ、楽しそうでしょ?やろうよ!』
「…悪くねぇ。」
「いいよ〜やろう!」
「フッ…悪くない。」
「楽しそうだね、私も参加するよ!」
リヴァイ・ハンジ・ミケ・ナナバ達の言葉に賛同し、全員参加となった。
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