• テキストサイズ

無償の愛を君に

第8章 さよなら、愛しい世界


『え?教会?』

緑間「中に入るぞ」

『えぇ、いいの?』

教会の中はそこまで劣化してない
ステンドガラスがキラキラと光る

緑間「夢…」

呼ばれた夢の頭にシロクメクサで出来た花冠が乗せられた

『わっ…ふふ、真太郎が作ってくれたの?』

緑間「あぁ、いつか病気が治ったら結婚しよう。だから早くここを抜け出すのだよ」

子供じみた約束に、逃げ出すという言葉に夢はクスクスと笑った

『うん、そうだね』

誰も満たされないよりも、望んだ最後だけ温める

いつか怖い夢を見ただけの夢が、そうであったように
/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp