第8章 さよなら、愛しい世界
緑間が仕事をしてる間、夢はテーブルで何かを書いている
『(残される真太郎に届くただひとつ…)』
それを必死に探していた
【元気でいますか。
笑顔は枯れてませんか。
他の誰かを深く、深く、愛せていますか。】
便箋に書かれる言葉達
『真太郎との日々を願っていました』
ポツリと呟かれるが、それは書かれていない
その気持ちは夢の胸の中で鍵を掛けた
緑間が来るとその便箋をしまい、笑顔を向けた
そして、連れ出される
『真太郎どこ行くの?』
緑間「いい所なのだよ」
2人で歩くと見えてきたのは少し古びた教会