第5章 彼女と城と僕と
『ありがとう』
そう言って微笑む春歌先輩
黒子「僕も何か貰ってもいいですか?」
『あぁ、好きな物を飲んでくれ』
あっさりと了承してくれる春歌先輩
この空き部屋もとい城は物で溢れ返っているものの、整理整頓はされていた
お互いに好きな事をして、好きな物を食べて飲む
学校なのにここは無法地帯
紅茶、珈琲、ココア、緑茶
黒子「ココア頂きます」
『どうぞ』
PCに飽きたのか春歌先輩はヘッドホンで何かを聴きながら本を読んでいる
不思議な方です
来る者拒まず去るもの追わず。この言葉がピッタリな方です