第4章 愛すべき馬鹿
火神「ほら暑いし、お前もあんまり抱き着いて来ねぇし…」
ボソボソと言う大我
火神「家の中なら抱き付けるけど、外は暑いから嫌だし」
『ふっふふ…大我…寂しかったの?』
火神「だってよ!勉強勉強で構ってくれねぇじゃん」
いや、それは大我の成績の問題であって私のせいじゃないんだけどな…
そんな事を思いながら私はカタンと少しだけ大我に近づく
火神「やっぱ夏って」
文句ばっかりの口に小さく口付けを落とす
火神「……え…」
『……わっ私だって抱きつきたいの我慢してるんだよ?』
そう言うと頬に熱が溜まる