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無償の愛を君に

第4章 愛すべき馬鹿


夏は確かに嫌い
暑いし、汗かくし、グラグラする

けど1番嫌なのは大我に抱き付けない事だって分かってないの?

私がそう言うと大我は真っ赤になった

『暑さのせいで変な事口走っちゃった』

そう言って少し笑うと大我に手を引かれる

『わっ!』

火神「かっ帰ろーぜ」

そう言う大我の顔は真っ赤

『……うん』

頷く私の顔も多分真っ赤
けど…

『これも夏のせい』

私は大きい大我の背中に抱き着いた

火神「…っ!お前なぁ」

ムスッとした大我

『ダメ?』

火神「ダメじゃねーよ」

そう言って私の頭を撫でる大我
その笑顔が大好きって事分かってね
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