第3章 あなたに首ったけ!
『好きです!付き合って下さい!』
虹村「悪いな…。無理だ」
挨拶みたいなものだった
けれど実際無くなったらどうだ?
自分だけを見てくれてた夢の優しさに俺自身が甘えていた
──コイツは何があっても離れない──
そんな変な甘えがあったんだ
虹村「で、文句は?」
金田「チッ!そんな奴要らねーすよ!」
そう言うと金田は去って行った
『何で…虹村先輩…私から離れられたのに』
虹村「お前さっきの聞いてたか?俺はお前が好きだつってんだ」
『もう…隠さなくて良いんですか?虹村先輩』
本当は今すぐにでも抱き着きたい
けれど離れていくのが怖い