第3章 あなたに首ったけ!
『ふ…く…っ!』
涙止まれ!止まってよ!
未練タラタラなのバレるじゃない!
虹村「そーかよ」
早く去ってください
虹村「なら…」
『んん!?』
チュッと重なる唇
すぐに離される
『虹村先輩…?』
虹村「これなら文句ねーだろ」
金田「はぁ!?何で俺の彼女にキスしてるんですか!?」
虹村「コイツは俺が好き。俺もコイツが好きだから関係ないだろ」
アホみたいに付き纏わなくなった夢
逸らされた視線、ズキズキと痛んだ胸
結局虹村も夢に絆されていた
ヘラヘラ顔で笑って傍にいるのが当たり前だった