第3章 あなたに首ったけ!
『え…』
虹村「何やってんだ。馬鹿」
『にじ…むら…せんぱい?』
夢は混乱する
確かに心の中で呼んだ
けど今は授業中…なんでここに虹村がいるのか分からない
けれど確かなものは
──助けてくれた──
虹村「大丈夫か?春歌」
『うっ…うわぁぁぁぁん!怖かったよぉ!』
虹村の顔を見た途端、涙が溢れ止まらない
虹村「たく…変な男に捕まってんじゃねーよ」
『だって…だってぇ…!虹村先輩に迷惑を掛けてること分かったからぁ!もう虹村先輩に付き纏うとの辞めようってぇ…!』
ボロボロと泣きながら虹村に説明する夢