第3章 あなたに首ったけ!
2週間、3週間
相変わらず夢は来ない
『あー!純一君!唐揚げ取らないでよー!』
初めて聞く名前に虹村はそっちに目を向ける
そこにはお弁当を一緒に食べてる夢と後輩の姿
金田「うっま!流石俺の彼女!」
『もー…』
そう言いながら夢は笑う
でも何処かぎこち無い
虹村「(アイツと付き合ってるのか…)」
そんな事を思いながら虹村が夢を見つめてると目が合った
『……っ』
フイッと逸らされた顔に虹村は胸が痛む
虹村「(何だよ…いつもの様に駆け寄って来ないのかよ)」
ズキズキと痛む胸
結局そんなもんかと虹村も歩いていく