第3章 あなたに首ったけ!
虹村「クソっ…あいつのせいで授業に集中出来なかった」
『あ!虹村せんぱーい!』
ブンブンと手を振る夢
相変わらずヘラヘラ顔
虹村「はぁ…お前ちょっとこっち来い」
『何ですか?』
キョトンとしながらも、トコトコと歩いて来る夢は確かに犬っぽい
虹村は人の少ない自販機で紙ジュースを押すと、1本を夢に投げ渡した
『わっ!いいですか!』
虹村「聞きたいことがあるんだ」
首を傾げて虹村を見つめる夢
虹村「なんで俺なんだよ?」
『え?何がですか?』
虹村「なんで俺が好きなんだよ?同じ同級生の赤司達だっているじゃねーか」
その言葉に夢はウーンと首を傾げる