第16章 ※兎と2人の悪童
『なん…で…?』
花宮「何で?俺が木吉の彼女を助けると思ったのかよ?“人の不幸は蜜の味”って言うだろ?俺と灰崎にヤられたアイツの絶望の顔を見れると思っただけで笑いが込み上げてくる」
ヒュッと夢は息が詰まる
灰崎「おい、花宮。萎えるだろ。黙ってやるぞ」
花宮「フハッ。見ろよ、コイツの顔。絶望してるぜ?」
夢は確かに絶望していた
自分自身に
『(信じた私が馬鹿だった!鉄平さんに合わせる顔がない)っ…アンタらなんかに負けるものか』
ギリッと唇を噛み締めて2人を思いっ切り睨み付けた